カランメソッドを1年続けた効果は?毎朝1時間やった正直な記録

サービスレビュー

「カランメソッドって、1年やったら実際どうなるの?」。始める前の私が一番知りたかったのがこれでした。効果を謳う記事は多いのに、普通の社会人が毎朝続けて何が変わったかを正直に書いた記録は意外と少ない。

そこでこの記事では、外資系で働く現役エンジニアの私が、平日毎朝1時間・1年間カランメソッドを続けた結果を、時系列でそのまま書きます。TOEICのスコアは測っていないので数字の自慢はできません。その代わり、きつかった時期・挫折しかけた場面・変わったこと・変わらなかったことを、盛らずに書きます。

先に結論だけ言うと、1年で「英語を話す抵抗」は消えました。でもペラペラにはなっていません。この温度感が、始める前の自分に一番伝えたいことです。

なお、私が1年受けたのはネイティブキャンプです。この記事は学習法そのものの記録なので、料金・予約やコインの仕組み・向く人向かない人といったサービス側の話はネイティブキャンプの本音レビューにまとめています。

この記事を書いた人

タクミ
タクミキャリアマイグレーション運営者
  • 現役エンジニア(SIer 5 年 → 事業会社 → 外資系。転職 2 回で現在年収 1,500 万)
  • ネイティブキャンプでカランメソッドを毎朝 1 時間、1 年継続
  • 詳しい経歴: 運営者情報

カランメソッドとは(30秒で)

カランメソッドは、講師の質問に即座にフルセンテンスで答え続ける反復訓練です。考える間を与えられず、反射で英語を口から出す練習をひたすら繰り返します。カラン公式は「通常の4分の1の期間で英語を習得できる」と謳っています。

エンジニア的に言うと、リクエストのたびに考えて実装するのではなく、頻出パターンをキャッシュしておいて即答する仕組みを脳に作る訓練です。地味できつい。でも、話す瞬発力を鍛えるという一点にはよく効きました。

タクミ
タクミ

「文法を学ぶ」のではなく「反射を作る」訓練。ここを勘違いすると効果を見誤ります。

【本題】1年の時系列記録

ここがこの記事の本題です。1年を3つの時期に分けて、実際に何が起きたかを書きます。

1〜2ヶ月目:口が回らない、単語が出てこない。毎朝が憂鬱

正直、最初の1〜2ヶ月が一番きつかったです。

質問には即答しないといけないのに、口が回らない。単語が出てこない。頭では分かっているつもりでも、反射で英語にしようとすると詰まる。毎朝レッスンの時間が近づくたびに憂鬱でした。

この時期に理解したのは、カランは「知識をインプットする訓練」ではなく「持っている知識を口から出す訓練」だということです。だから、知らない単語は当然出てこないし、知っている単語すら反射では出てこない。ここで「自分は英語ができない」と落ち込む必要はなくて、出てこないのが普通の状態でした。

半年目:なんとなく聞き取れるようになってきた

変化を感じ始めたのは半年を過ぎたあたりです。

先に伸びたのは、話す力よりリスニングでした。毎朝ネイティブに近いスピードの質問を浴び続けていると、なんとなく聞き取れるようになってくる。最初は「もう一度お願いします」を連発していたのが、一度で質問の意図を掴める回数が増えてきました。

劇的な変化ではありません。ある朝突然できるようになるのではなく、気づいたら聞き返す回数が減っていた、という緩やかな伸び方です。

7〜12ヶ月目:言いたいことは言えるように。ただし文法は意識しないと崩れる

1年たった今の状態は、言いたいことは、とりあえず言えるようになってきたです。

完璧な英文ではありません。文法は意識しないと正しく使えないし、時制や冠詞は油断すると崩れます。それでも、「言いたいことを英語で口から出す」こと自体への抵抗はほぼ消えました。以前なら言い出せずに黙っていた場面でも、まず英語で言ってみようと思える。この変化が一番大きいです。

タクミ
タクミ

「正しい英語」より先に「とりあえず言える英語」が手に入る。これがカランの効き方でした。

1年やって「出た効果」と「出なかった効果」

正直に、両方書きます。

出た効果

  • 英語を話す抵抗感が消えた。これが最大の効果。外国の同僚に、まず英語で話しかけられるようになった
  • リスニングが底上げされた。速い英語への耳の慣れは、毎朝浴び続けた効果が大きい
  • 英文を組み立てる瞬発力。完璧ではないが、詰まって沈黙する時間は明らかに減った

出なかった(伸びが遅い)効果

  • 文法の正確さ。意識しないと崩れる。カランは反射を鍛える訓練で、文法を体系的に直す訓練ではない
  • 専門的・複雑な議論。日常の受け答えはできても、込み入った内容を正確に伝えるのはまだ課題
  • 「ペラペラ」ではない。1年でネイティブのように話せます、とは口が裂けても書けません

きつかった・挫折しかけたポイント

体験記として、しんどかった部分こそ正直に書きます。

1. 何度も聞き返さないといけないのが精神的にこたえる

特に序盤は、質問が聞き取れず何度も聞き返すことになります。反復訓練でテンポよく進むはずが、自分の聞き取れなさで何度も止まる。「また聞き返してしまった」というのが地味にストレスで、ここで心が折れかけました。今振り返れば、聞き返しながらでも耳は鍛えられていたのですが、渦中では効果を実感できず苦しい時期でした。

2. Stage 5 あたりから急に長文になって難易度が跳ね上がる

カランはレベル(Stage)が上がると内容が難しくなります。私の体感では、Stage 5 くらいから扱う文が急に長くなり、即座にフルセンテンスで返すハードルが一段上がりました。それまでのペースで進めていたのが、急に詰まるようになる。ここで「自分は伸びていないのでは」と錯覚しがちですが、実際は扱うレベルが上がっているだけでした。Stageが上がったら難しくなって当然、と知っておくと心が折れにくいです。

「カランメソッドは意味ない」と言われる理由と、私の見解

「カランメソッド 意味ない」で検索する人がいるくらい、否定的な声もあります。1年やった立場で、理由と実感を書きます。

意味ないと言われる主な理由は、カランが「反射を作る訓練」に特化していて、それ単体では英語が完成しないからだと思います。文法を体系的に学べるわけでも、語彙が爆発的に増えるわけでもない。だから「これだけやってもペラペラにならない」という不満が出る。

これは半分正しいです。カラン単体で英語が完成することはありません。ただ、「話す瞬発力を作る」という一点においては、私には確かに効きました。目的を取り違えなければ意味はある、というのが私の結論です。文法や語彙は別途インプットが要る、という前提で使う訓練法です。

続けるコツ(1年続いた理由)

1年続いた要因は、学習法そのものより続け方にありました。

  • 朝に固定する。業務後だと仕事の状況次第で潰れます。朝一の1時間は誰にも奪われない。在職中の転職活動で「業後の面接はきつい」と学んだのと同じで、継続したいものは朝に置くのが私の結論です
  • 相性の合う先生を固定する。カランはレッスン中の雑談こそないものの、前後のわずかなやり取りに人柄が出ます。この数十秒の楽しさがあるかで、翌朝も受けたいかが変わる。反復訓練だからこそ、人間味は貴重品でした
  • 完璧を目指さない。詰まってもいい、聞き返してもいい。休んだ日があっても、翌朝また続ける。この緩さがないと、毎朝の訓練は続きませんでした

どこで受けるか

私はカランメソッドをネイティブキャンプで1年受けました。カランは認定校でしか受けられず、どのサービスで受けるかで料金や使い勝手がかなり変わります。

サービスの選び方・料金・予約やコインの仕組み・向く人向かない人は、別記事に実体験でまとめています。カランを始めるサービスを探している方はこちらへ。

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よくある質問

Q. カランメソッドの効果はいつから感じられますか?
A. 私の場合、リスニングの変化を感じ始めたのが半年目、「言いたいことが言える」実感が出たのが1年目でした。数週間で劇的に変わる類のものではなく、緩やかに効いてくるタイプの訓練だと思います。

Q. カランメソッドは意味ないって本当ですか?
A. 「これ単体で英語が完成する」と期待すると意味ないと感じると思います。カランは話す反射を作る訓練で、文法や語彙は別途インプットが必要です。目的を「話す瞬発力を鍛える」に絞れば、私には確かに効きました。

Q. カランメソッドはきつい・続かないと聞きますが?
A. 最初の1〜2ヶ月は口が回らず、私も毎朝憂鬱でした。続けるコツは、朝に時間を固定すること、相性の合う先生を固定すること、そして完璧を目指さないことです。詳しくは本文の「続けるコツ」に書きました。

Q. 英語初心者でも大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。私も外資に入社した時点で英語面接が不要なレベルからのスタートでした。カランはレベル診断から自分の段階に合わせて始められるので、初心者ほど型のある訓練から入る方が続けやすいと思います。

Q. 1年でペラペラになりますか?
A. なりません。正直に書くと、1年で「話す抵抗が消えた」「言いたいことは言える」までは来ましたが、文法は意識しないと崩れるし、複雑な議論はまだ課題です。ペラペラを保証する記事は疑った方がいいと個人的には思います。

Q. Stageはどのくらいで難しくなりますか?
A. 私の体感では Stage 5 あたりから扱う文が急に長くなり、難易度が一段上がりました。Stageが上がれば難しくなって当然なので、詰まっても「伸びていない」と落ち込まないことをおすすめします。

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